車>燃費を悪化させる空気抵抗の正体

実践の前に、理論的なことを説明します。

自動車が受ける抵抗には、大きく分けて
「空気抵抗」と「摩擦抵抗」があります。
空気抵抗は速度、前面投影面積(フロントのシルエット)、
空気抵抗係数(空気の流れやすさ)で決まります。

このうち速度による抵抗は一定で、常に速度の2乗になります。
残る2つがそれぞれの自動車固有の数値です。
前面投影面積は背の高いミニバンやトラックが大きく、
セダンやスポーツカーのような背の低い車は小さくなります。
空気抵抗係数はバスのように正面が垂直な形状をしていたり、
ボディ表面の凹凸が多いほどば大きくなり、
逆に空気を受け流しやすい流線型であれば小さくなります。
新幹線も戦闘機もみんな流線型です。
理想的には背が低くて空気の流れやすい車が最も空気抵抗の少ない車で、
逆に背が高くて空気の流れにくい車は最も抵抗が大きくなります。
このうち空気抵抗係数のほうは、
近年コンピューターによる計算や風洞実験によって数値を下げることに成功しており、
車種による違いはほとんどありません。
少なくともスポーツカーだからいい、ミニバンだと悪いといった
車種による固有の傾向はなくなっています。

前面投影面積については車種ごとに固有の数値を持っており、
単純に背の高さと比例します。
前面投影面積と空気抵抗係数を掛けたものを空気抵抗値と呼びます。
空気抵抗係数が均質化されてきた現在は、
前面投影面積が大きなウェイトを占めると考えてよいでしょう。

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